保育所廃止、国保問題、障害者作業所補助金について

民生保健委員会で石川議員が質疑

 28日、民生保健委員会が開かれ、石川莞爾議員は、「大阪市立大道保育所・矢田第二保育所廃止計画および西大道保育所の工事計画の白紙撤回を求める緊急陳情書」「社会保障投げ捨てる制裁行政をやめ、市民本位の国保行政を求める請願書」「小規模障害者作業所および認可施設の運営費補助等に関する請願書」の採択をもとめ、質疑しました。
 保育所の廃止問題について石川議員は、大道保育所に入所中の子どもたちの受け入れ先の一つとなっている西大道保育所で、プールをつぶして保育室を増設する計画があると指摘。子どもたちがふえれば遊び場は狭くなり、保育室の屋上にプールをつくるというような応急措置のようなことをするのではなく、老朽化した大道保育所を建替えて乳児枠の拡大をはかるべきだと主張しました。また、これまで出された請願は市議会で継続審議となっており、議会の判断を待たず、初めから廃止ありきで強行することは許されないときびしく批判しました。
 「国保料の5年連続値上げを撤回し、当面一世帯10,000円の引き下げをおこなうこと」などを求める請願書については、介護保険の導入で市民の負担が大きくなった今こそ、国保料を引き下げるべきで、一般会計からの繰り入れを増やすことや国庫補助を元にもどすことなど、市民のために力をつくす立場に立つことが必要だと強調しました。また、保険料の徴収だけにまいしんする国保行政を批判。現在、保険証の未交付(区役所留め置き)が24,610件にもなっていることは許せないと批判しました。
 小規模障害者作業所の補助金は、国の新しい制度では利用者10人から19人は1,100万円の補助金となり、利用者15人以上で1,360万円という大阪市の補助金より下回る作業所が出ないよう求めました。
 これらの請願・陳情は、自民・民主・公明の与党が持ち帰り検討を主張。継続審議の扱いとなりました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者  各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
2000年11.12月市会
11.28 民保 社会保障投げ捨てる制裁行政をやめ、市民本位の国保行政を求める 石川
11.28 民保 小規模障害者作業所および認可通所施設の運営費補助等に関する請願書 石川
11.28 民保 大阪市立大道保育所・谷田第2保育所廃止計画及び西大道保育所の工事計画の白紙撤回を求める緊急陳情書 石川
 ○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要
 共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団  無所属
 財総…財政総務委員会  文経…文教経済委員会  民保…民生保健委員
 計消…計画消防委員会  建港…建設港湾委員会  交水…交通水道委員会