非核三原則の廃止と北朝鮮の人権問題などについて

姫野浄議員が見解表明

 「非核三原則の廃止と北朝鮮の人権問題についての陳情書」「テロリストとの共生は不可能であることを訴える陳情書」「スパイ罪をつくって治安を維持するための陳情書」について、姫野浄議員は25日の財政総務委員会で見解を表明しました。
 三つの陳情書は、いずれも北朝鮮を敵視し、日本はテロ国家である北朝鮮と国交を結ぶとか援助を与えるなどはもってのほかであり、北朝鮮に対して、「破防法を強化して取り締まれ」とか「米軍による核持込みを認め、自衛隊は北朝鮮の艦船を撃沈せよ」とか「スパイ罪をつくって北朝鮮工作員を厳罰にすべき」とか、様々な無法なことを要求しているが、これらの主張は、今日の朝鮮半島をめぐる動きとはまったくずれており、逆行するものであることは明らかだと主張。いうまでもなく、今年六月南北首脳会談の成功という歴史的な出来事があり、南北が平和共存をはかるとともに、いかなる大国の介入にもよらず、自主的な統一をめざすことに合意したことは、朝鮮半島問題の平和的解決にとってのみならず、わが国を含む東アジアの平和と安全にとっても大きな意義をもち、歓迎すべきことであり、この新しい平和の流れをおしとどめ逆行させるまさに軍事的対応一本槍の対応を求める陳情者たちの要求を大阪市会といしては受け入れることはできないと強調しました。
 「本委員会としてこれだけはっきりした問題について、あいまいにしたり、先送りすることなく、責任をもってきっぱりと陳情書三件を否決」するよう求めました。
 自民、民主、公明など与党は継続審議にしました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者 各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
2000年9.10月市会
2000.9.25 財総 スパイ罪をつくって治安を維持するための陳情 姫野 ×
2000.9.25 財総 非核三原則の廃止と北朝鮮の人権問題についての陳情書 姫野 × × × × ×
2000.9.25 財総 「テロリストとの共生」は不可能であることを訴える陳情 姫野 ×
○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要
共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団  無所属