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大阪市議会

橋下市長予算案を修正

維新以外の全会派賛成


 大阪市議会は13日、市民の願いに背を向け、無駄な大規模開発・呼び込み型の成長戦略に公金を投入する橋下徹市長の2015年度予算案を共産、公明、自民、民主系などの賛成で修正し、橋下市長肝煎りのカジノを含む統合型リゾート(IR)関連予算など総額約1億3210万9000円を減額しました。修正部分を除く原案は維新と公明、自民、民主系会派の賛成多数で可決しました。

 住吉市民病院跡地への民間病院誘致の実行、機能統合まで小児・周産期医療を提供することなどを求める付帯決議を維新以外の多数で議決しました。

 日本共産党は原案に反対を貫くとともに、暮らし優先の抜本的な組み替え動議を提案。小原孝志市議井上浩市議が提案理由説明や討論に立ち、介護保険料の14.6%引き上げ、幼稚園保育料引き上げなど市民いじめの予算案を批判。大阪市廃止・分割先取りの予算を削除し、無駄な大型開発を身近な公共事業など市民のくらし、福祉、教育優先の予算に切り替えるよう求めました。

 日本共産党の岩崎賢太市議が水道事業民営化に反対する討論に立ち、「議会のチェックがストレートにかかる公営企業として運営してこそ、南海トラフ巨大地震への備えや耐震他は進む」と主張しました。公明、自民、民主系も同議案に反対し、否決しました。

(2015年3月14日付しんぶん赤旗)