女性参画拡大、30人学級を
矢達、江川議員が質問
(しんぶん赤旗 2002年2月27日)
 大阪市議会文教経済委員会が26日開かれ、日本共産党の矢達幸議員と江川しげる議員が質疑しました。
 矢達議員は、 「業者婦人の健康・母性保護と地位向上の施策を求める請願書」「大阪市就学援助制度の拡充を求める請願書」について採択を求めました。
 矢達議員は、女性の企業家ということで融資や取引上の慣行などで不利益を受けている事実を示し、大阪市が女性参画の機会を増やしていくこと、不利益を受けないように啓発を強めて行くことを要望しました。
 就学援助制度の拡充については、区役所の教育係が廃止される問題をとりあげ、教育や就学援助を身近で相談できる区役所の教育係の役割は大きく、廃止しないよう強く求めました。
 大阪市の経済状況の大幅な落ち込みなどで、全児童生徒の26%が就学援助を受けていることについて認定権者を区長から市教育長に変えるのは、父母の申請権をせばめるものだと批判。直接申請・直接請求の道を保障すべきだと強く求めました。

 江川議員は、「『勉強がわかるたのしく安全な学校』をめざした大阪市教育改革プログラムの策定を求める陳情書」の採択を求めました。
 「教育改革プログラム」の策定について、市教育委員会は広く意見を聞くとしていたが、不十分で拙速だと批判。 「基礎的な学力の保証」を最優先にするよう要望しました。また、仙台市の30人学級・少人数学級の取り組みの例を示して、30人学級の早期実現を求めました。
 教育委員会の西崎建策教育長は、「30人学級の実現には、制度のかべと、独自には市財政が厳しいという2つのネックがあるが、調査研究はしていく」とのべるにとどまりました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者 各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
2
月市会
2/26
文経 「勉強がわかるたのしく安全な学校」をめざした大阪市教育改革プログラムの策定をもとめる陳情書 江川
中加賀屋三通り商店街アーケード建設反対に関する陳情書
業者婦人の健康・母性保護と地位向上の施策を求める請願 矢達
大阪市就学援助制度の拡充を求める請願書 矢達

○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要 −…予算関連案件
共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会  文経…文教経済委員会  民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会  建港…建設港湾委員会  交水…交通水道委員会