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新型インフルエンザ対策の強化を

尾上やすお議員が補正予算について質疑

尾上やすお市会議員

2009年6月24日

6月24日、大阪市会計画消防委員会が開かれ、日本共産党の尾上やすお議員は、消防局の補正予算案について質疑しました。

国の2009年度補正予算が成立し、消防局は小型タンク車(1億6,800万円)の更新に「地域活性化・公共投資臨時交付金」を活用すること、新型インフルエンザ対策としてマスクなど感染防護資器材購入(1,307万4千円)の補正予算が組まれています。

尾上議員は、消防局がこの間おこなった新型インフルエンザ対策や感染防護資機材の購入などについて質問しました。

消防局は、「新型インフルエンザ対策行動計画」(2009年4月消防局)で、この間の新型インフルエンザ発病者数調査をもとに、流行全期間(8週間)救急車で搬送する患者は約5,100人〜9,600人の中間値の約6,500人と想定しています。

同行動計画には「救急要請が急増する」「消防職員の感染危険もあり…医療機関受診者数約320〜700人」など推計されています。

尾上議員は、救急車で搬送する患者数を中間値の6,500人で計算しているが、仮に最大値の9,600人を搬送することになれば、感染防護資器材や手袋などが不足するのではないか、消防職員が新型インフルエンザに感染した場合、救急隊員の体制は維持できるのかと迫りました。

藤井救急担当課長は「仮に最大値9,600人を搬送した場合は、今回の整備する感染防止資器材と現在保有している感染防護資器材及び当初予算で今年度購入する数量で対応する。また万が一、多くの救急隊員が感染した場合は、一部の部署を制限し、他の部署の職員を救急隊員に転用する」と答弁しました。

尾上議員は、今秋からの本格的な新型インフルエンザに備えるため、この暑い夏に十分な準備をすることが大事だと、消防局の救急体制強化を強く要望しました。