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 万博計画縮小を要求

大阪市議会特委 井上氏「上ぶれ重大」

井上ひろし市会議員

2023年2月4日

 

 日本共産党の井上ひろし大阪市議は3日、市議会万博推進特別委員会で、膨れ上がっている万博会場の施設整備について取り上げ、抜本的見直しを求めました。

 昨年来続いているパビリオンの入札不成立に対して、「当初1250億円とされていた万博会場建設費が1850億円に見直され、600億円もの上ぶれ。加えて大阪パビリオン建設工事も上ぶれ。あれほどの上ぶれを起こしたのであれば、事業内容を精査し直して、再公告するのが当然のルール。その手続きを踏まなかったことは重大だ」と指摘しました。

 夢洲(ゆめしま)など会場周辺のインフラ整備について、「財務リスク管理に努めると繰り返し答弁しても、大型公共事業も万博関連事業も、とめどなく大きな上ぶれを続けているのが現状」だと指摘。「今後、諸経費の高騰が収まる保証はない。厳しい市民生活の状況をふまえれば、万博の縮小を前提に全体計画そのものを見直すべきだ」と述べました。

 万博のデザインマンホール設置についても質問。浪速区民からの「万博の機運醸成を理由にマンホールを400枚も取りかえるのではなく、公園に日常的に使用できるトイレを設置してほしい」との声を紹介し、市民の声に応えた予算の使い方を求めました。

(202324日付しんぶん赤旗)