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 夢洲開発見直し要求

大阪市議会決算委 井上議員が質問

井上ひろし市会議員

2020年10月5日

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は5日、市議会決算特別委員会で、府・市がすすめる大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)でのカジノを含む統合型リゾート(IR)の見直しなどについて質疑しました。

 井上議員は、コロナ禍でIR事業者も苦境に立たされ、もしIRが実現しない場合、大阪港埋立事業の長期収支は資金不足に陥り、それに加えて大阪市廃止の作業を進める事態になれば財政は持たなくなると指摘。IRの実現が厳しい中、仮に夢洲を以前の産業・物流用地のまま利用し、売却を続けていたら収支不足には陥らないとのべ、「今からでも土地利用を転換すべきだ」とのべました。

 井上議員は、万博やIRに向けて夢洲での埋め立てや道路・橋、鉄道、上下水道、船舶の係留施設などを順次整備していくとしているが「IRについてはコロナ過で開業時期が遅れるのは確実で、実現しないことも考えられる」とのべ、「半年間の万博後、IR頼みで夢洲のまちづくりを計画通り進めていくと取り返しのつかないことになる」と指摘。「夢洲で巨額の費用をかけて大型開発を進める必要があるのか、その後のまちづくりや資金が成り立つのか」と疑問を示し、計画の見直しを求めました。

(2020107日付しんぶん赤旗)