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カジノ誘致構想、一刻も早くやめよ

大阪市議会 小川市議

小川陽太市会議員

2016年3月15日

写真 日本共産党の小川陽太市議は15日、大阪市議会都市経済委員会で、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の夢洲まちづくり構想について質疑し、吉村洋文市長の推進姿勢を厳しく追及。「市税投入につながるカジノ誘致の構想は一刻も早くやめるべきだ」と迫りました。

 小川議員は、市がIR誘致の夢洲開発に税金の投入はしないと繰り返し述べていることを批判。市が夢洲への鉄道敷設等の基盤整備に2240億円以上かかるとしているのに対して、関西経済同友会が民間事業者にヒアリングして出した基盤整備への投資額1000億円をはるかに超えているとのべ、「税金の投入はないと言い切れるのか」と質しました。

 吉村市長は「民間事業者に負担を求める」とのべつつ、「基盤整備のどこからが民間事業、公共事業なのか詳細な検討は当然」とのべ、税金投入があり得ると答えました。

 小川議員は、カジノ推進派が経済波及効果を367億円と想定していることを指摘し、「裏を返せば、周辺の街、市民の所得がカジノに吸収され、消費や税収が減少することでマイナスの波及効果を生む。マイナスを無視してプラスばかり積み上げていて、経済成長戦略と呼べるものではない」と批判しました。

(2016年3月18日付しんぶん赤旗)