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尾上議員が決算特別委員会で

なにわ筋線計画について質疑

尾山康雄市会議員

2009年12月7日

12月7日、大阪市会一般決算委員会が開かれ、日本共産党の尾上やすお議員は、なにわ筋線計画について、市長の考えを問いただしました。

尾上議員は、橋下知事の関空の利用客が低迷している理由について、交通アクセスが悪いことが原因だとしていることに触れ、現下の厳しい経済情勢のもと、肝心の関空の利用は一向に増えていないことを指摘。

1998年運輸審議会答申第10号で位置づけられてから、20年間もお蔵入りしていたなにわ筋線を南海汐見橋線と接合し、関空まで強引に推し進める必要はないと強く反対を表明しました。

南海汐見橋線に急行ラピートを驀進させることは、地元にとっては通過するだけで、沿線住民には危険と公害を押し付ける鉄道だと反対運動も広がっています。

尾上議員は、総事業費4000億円もの巨額な税金の無駄遣いをし、沿線住民にとっては、「百害あって一利なし」「万に一つのメリットもない」となにわ筋線の計画中止を迫りました。

平松市長は、「成熟度を見極めた上で、判断したい」との答弁にとどまりました。

尾上議員は、新大阪から関空まで5から10分短縮するだけであり無駄である。現在、JRはるか、南海ラピートで関空とつながっており、十分足りている。問題は、阿倍野再開発などの無駄な開発のつけが、本市を苦しめていること。同じ誤りを繰り返してはならないと厳しく述べました。