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北ヤードの地区計画を審議

都市計画審議会で石川かんじ議員

石川かんじ市会議員

2006年2月9日

大阪市都市計画審議会がこのほど開かれ、日本共産党の石川かんじ議員が大阪駅北地区(大阪駅北大深東地区土地区画整理事業区域6・8ha)の開発・整備計画について質疑しました。

 今回の議案は、開発先行地区に関する地区計画の決定、用途地域の変更などが含まれ、四人の専門家からオープンスペースの必要量が確保されるか疑問、容積率の緩和は問題、歩行者ネットワークづくりに思慮が不足している等の意見や見解表明がありました。

石川議員は、まちづくり推進協議会や都市再生懇談会には、経済同友会や大阪商工会議所の代表は入っているが、市民から公募された方や女性の参加が圧倒的に少ないと問題点を指摘。また青年や子供の意見が反映する工夫も要望しました。

 計画調整局計画部の安藤大規模開発担当課長は、「全体構想、基本計画をホームページ等に掲載し、さまざまな形で市民のご意見を聞いている」と答えるに留まりました。

大阪駅北地区国際コンセプトコンぺは貨物ヤード機能をなくし、24ヘクタール全て更地にして、売り飛ばすという発想から出発し、地元の町会や関係者には一切、説明も報告せず、一方、吹田市との間では、吹田貨物ヤードの建設や百済駅のヤード工事に関連した報告文書を出すなど、どんどん進めています。

石川議員は、百済駅周辺の地元町会長さんが、はっきり反対だと意思表示しているのにもかかわらず、「概ね地元町会などの理解が得られた」との鉄道建設・運輸施設整備支援機構の報告をうのみにし、説明責任を果たさず事業を強行しようとしている。このままだと、不信感が募る一方だと厳しく批判しました。

また石川議員は、緑地や避難地、必要な空間が必要な量だけ担保されていない。安全や安心がないがしろにされないように、行政として規制しコントロールすべき。容積率の引き上げについても非常に危険で大阪駅周辺を混乱させるものであると主張しました。