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江川繁市会議員

2008年3月14日

 日本共産党の江川繁市会議員は、下水道の浸水対策の問題について質問。まず最近3年間の浸水対策費の予算の推移と工事進捗率を質問。市は浸水対策費は平成18年度163億4800万円。20年度138億5500万円。雨水対策整備率は、平成18年度77.7%、20年度予算で77.9%であると答弁。

 江川議員は、予算推移では毎年減額、整備率はまったく進まない。これで本当に平成32年度末までに雨水対策率を83%にする目標が達成できるのかと質問。

 市は雨水対策整備率は大規模なポンプ場等が完成すると見合う面積をカウントするので毎年、数値が上がる事ではないとの答弁にとどまりました。

 江川議員は、さらに83%に到達するという目標自体も良とできない。残りの約2割の市民は浸水の被害をいつ被るかわからない生活を強いられる。これは公正な行政を受ける権利から考えてもきわめて大きな問題である。一時間60o対応の浸水対策は数年間で解決する努力が必要であり予算の確保をすべきだと強く求めました。

 さらに市内河川の水質改善の問題で、水都大阪をつくるといってるが、汚染の大きな要因となっているほとんどが、市の合流式に問題がある。改善が必要だが他都市の分流式の区域の比率はどうかと質問。

 市は、大阪市は平成18年度末3.4%、東京都18%、名古屋市39%、京都市59%と答弁。

 江川議員は横浜市72.9%、神戸市98.2、広島市77.2である。大阪市は水をきれいにする抜本的な対策が必要ではないか。川に鮎が泳ぐといったきれいな街づくりをしなければ水都大阪にはふさわしくない。取組み強化を求めたいと指摘しました。