title

 

2003年10月15日

 15日に開かれた大阪市議会交通水道委員会で、日本共産党の小南かおる議員と矢達幸議員は、平野区の住民から出された「配水管布設工事に伴う振動被害の陳情書」の採択を求めて質疑しました。
 陳情は、大阪市水道局の配水管布設工事による振動のため、壁の亀裂、家の傾きなど家屋が大きな損傷を受けたにもかかわらず、水道局が業者まかせにしていると批判。大阪市の誠意ある対応を求めています。
 小南議員はまず、水道局は配水管工事と家屋の損傷との因果関係を認めているのかと質問。理事者が因果関係について「明らかではない」と答弁したのに対し、現地を視察した結果をふまえ、工事の結果であることは明らかだと指摘するとともに、工事の前に事前調査をしなかったこと、住民との交渉を業者任せにしてきたことなどを具体的に指摘し、工事の施主としての責任を果たすべきだと強調しました。
 矢達幸議員もこれに関連して発言し、工事と被害との因果関係が明らかでないというのは事前調査をしなかった結果だとのべ。被害の実態から判断するべきであり、水道局が責任をもって解決すべき問題だときびしく指摘しました。
 陳情について、自民・民主・公明の与党は「継続審議」とする態度をとり、事実上棚上げしました。