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「都」構想は市民いじめ

大阪市で緊急学習会 山中市議が報告

山中智子市会議員

2013年2月4日


 大阪市をよくする城東区連絡会は4日夜、「『大阪都構想』で大阪市はどうなるのか」と題した緊急学習会を同区で開きました。橋下徹大阪市長が「都」構想を実現させるために辞職し、「出直し市長選」に出馬表明したもとで220人が参加しました。

 日本共産党の山中智子市議団幹事長が報告しました。山中氏は、橋下・「維新の会」が「大阪市をバラバラにしません」「敬老パスは維持します」と公約しながら、市長・府知事のダブル選に勝ったからといって「都」構想が「民意だ」というのは欺隔(ぎまん)だと批判。「二重行政解消で4000億円が浮き、住民サービスがよくなる」という宣伝のでたらめさを解明しました。

 「都」への移行で生じる多大なコストは、「市政改革プラン」で削られるコストと同額というシミュレーション(模擬実験)もあり、「『都』構想さえしなければ『市政改革プラン』で市民いじめなどしなくていい」と強調。橋下氏が本当にやりたいのは1人の指揮官でカジノ誘致、不要な高速道路建設、梅田から関西空港へ数分早くなるだけの地下鉄建設などの大型開発だとして、「市民のくらしがズタズタになる『都』構想のウソとペテンを暴き、『都』構想の息の根を止めて市民が主人公の改革にスタートを切ろう」と訴えました。

 大阪市関連の職場で働いていたという男性(67)は「『都』構想は市民の税金をカジノや大型開発にとっていくものだ」と語っていました。

(2014年2月7日付しんぶん赤旗)