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こはら孝志市会議員

2016年12月7日

写真日本共産党のこはら孝志大阪市議は、7日の市議会建設消防委員会で府市の港湾管理一元化の議案について、質疑を行いました。

こはら市議は、一元化により国際競争力の強化をめざすとしていることについて、「国際競争力の指標であるコンテナ貨物取扱量の増加目標を問うても、目標や具体策がない」ことを指摘。大阪港・堺泉北港・阪南港の3つの港を一元管理し利便性が向上するとしていることについて、「各港は規模も役割も性格も違う。大阪港はコンテナ物流が中心の商業港、堺泉北港は原材料取り扱いの工業港、阪南港は砂利や木材などが中心の工業港であり、それぞれに取り組むべき課題が違う港を一元的に管理するメリットはない」と指摘。

こはら市議は、当初の新港務局構想が法的に困難になり頓挫し、行政委員会の共同設置へと変遷し、過去2度にわたり否決されている今回の議案について、「必要性もなく効果が期待できないものに多大な労力と時間を費やし、一元化を再三にわたりすすめる背景には、大阪市の廃止が前提にあるのではないか。このような考えは断じて認められない。大阪港の活性化、防災対策等、様々な課題解決にこそ労力を傾注するべき」と求めました。

こはら市議は、東日本大震災被災者に対する住宅支援、うめきた2期工事に伴う架道橋閉鎖に関する陳情書についても質疑しました。