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 公立病院 役割大きい
寺戸大阪市議 再編見直しを要望

てらど月美市会議員

2020年5月19日

  日本共産党の寺戸月美大阪市議は19日の市議会民生保健委員会で、新型コロナウイルスに感染した中等症の患者を受け入れることになった大阪市立十三(じゅうそう)市民病院(同市淀川区)をはじめ、市民病院の医療体制強化について質疑しました。

 寺戸議員は、市民病院の医療従事者が安心して治療に従事できる予算や医療資材の確保を要望。「コロナ専門の病院になったことは理解できるが、院内感染や地域住民への感染には十二分な対応をしてほしい」との地元町会役員の声を紹介。新型コロナ患者受け入れでの地元住民の不安解消に努力することや、必要な医療資材の確保、院内感染などが起こらないように感染防止にしっかり取り組むことなどを求めました。

 寺戸議員は「今回の十三市民病院のコロナ専門病院とする決断を見ても、公立病院の役割は大変大きいものがある」と指摘し、住吉市民病院の復活など「公立病院を増やし再編計画は見直すべきだ」と主張。この間、市が進めてきた保健所の統合(24力所から1ヵ所)や、市立環境科学研究所の統合・独立行政法人化など、「人減らしや再編がいまの状況を招いたと言っても過言ではない」とのべ、「もとの体制に戻すべきだ」と強く要望しました。

(2020521日付しんぶん赤旗)