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住吉市民病院 現地建て替え迫る

大阪市議会委 尾上氏が市長に

尾上康雄市会議員

2017年3月17日

写真 質問する 尾上市議=17日、大阪市議会

 大阪市が住吉市民病院跡地に誘致する[南港病院」(住之江区)の開院が日影規制で2年遅れる問題で、住吉市民病院閉院後の民間病院誘致にかかる調査の報告が17日の市議会民生保健委員会で行われました。

 日本共産党の尾上康雄市議は、市の過失を追及し、「大阪市南部医療圏で不足する小児周産期医療、なかでも社会的リスクが高い医療、福祉的医療は公立で担う決断をすべきだ」と、吉村洋文市長に、住吉市民病院の現地建て替えを迫りました。

 尾上議員は、日影規制で病院建設ができなくなり、医療空白が生じるとわかった時点で、事実を隠して議会で虚偽の答弁をした市長と市健康局を批判。開院が2年遅れることに伴い発生する南港病院の赤字分11億8千万円を市が補助金と貸付金で支援することについて、「その出発点は、2回の公募に失敗し、非公募の随意契約にしたことにある。情報も非公開にされ、特別な優遇があったのではないかとの疑念を抱かざるを得ない」と指摘しました。

 尾上議員が[この支援策は、南港病院への便宣供与になる」とただしだのに対し、吉村市長は「今回の支援の枠組みには公共性があると判断し、提案した」と強弁しました。

(2017年3月18日付しんぶん赤旗)