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国保料の引き下げを

大阪市議会北山議員が要求

北山良三市会議員

2014年5月21日

 日本共産党の北山良三大阪市議は21日、市議会民生保健委員会で2014年度国民健康保険補正予算案について質疑し、国保会計に黒字を踏まえて、国保料の引き下げを迫りました。

 今回の補正(案)は、13年度末の収支不足(累積赤字)額132億円(単年度は23億円の黒字)を14年度予算から充当するもので、財源の半分は国庫負担金に求め、残りの半分は滞納分の保険料徴収額から充当するもの。

 北山氏は、累積赤字の主な原因は「国保会計に占める国庫支出金の割合がどんどん低下してきたことと、ペナルティー減額措置にある」と指摘。その上、国保料は所得200万円の40歳代の夫婦と子ども2人の4人家族で年40万円と所得の20%になっていて払いたくても払えない実態だと告発。

 北山氏は08年度の後期高齢者医療制度実施以降、本市の国保会計は大きな黒字で6年で合計254億3千万円、年平均42億4千万円の黒字で「単年度黒字基調は定着しつつあり、一般会計からの任意繰り入れは08年度比で39億円減らされている」と指摘。「黒字会計を踏まえ国保料を引き下げるべきだ」と求めました。

(2014年5月24日付しんぶん赤旗)