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国保料安い発言は誤り

大阪市議会委北山議員が市長批判

北山良三市会議員

2013年3月15日

 開会中の大阪市議会民生保健委員会で日本共産党の北山良三市議は15日、「大阪市の国保料はめちゃくちゃ安い」という橋下徹市長の本会議での答弁をとりあげ、データを示して市長の主張は事実と合わないことを明らかにし、国保料の引き上げはやめるよう迫りました。

 北山議員は、4人家族で所得200万世帯の国保料と収入比、所得比のデータを示し「大阪市は20政令市中、保険料額は高い方から8番目。収入比も10.4%です。全国平均よりも高い。これで“めちゃくちゃ安い”と言えるのか」と質問。

 橋下市長は「一部だけデータを出すのはずるい」などと強弁し、持論を展開しました。

 北山氏は「大阪市は国保加入世帯の所得水準が他都市と比較して低く、所得が低ければ当然(軽減措置など含め)保険料も低くなる。だから市長が出した“負担感”という基準で比較したデータをださせていただいた。それに基づいても本市は平均よりも高いと指摘した」と丁寧に説明したうえで反諭し、市長の認識を改めるよう迫りました。

(2013年3月16日付しんぶん赤旗)