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高すぎる国保料下げよ

大阪市議会決算委 北山議員が要求

北山良三市会議員

2012年1月19日

 大阪市議会一般会計等決算特別委員会が19日開かれ、日本共産党の北山良三市議は高すぎる国民健康保険料の引き下げや敬老パス制度の維持などについて橋下徹市長にただしました。

 北山議員は、現在国保料は標準4人世帯(40歳代夫婦、中学生、小学生)で所得200万円で年38万円、同300万円で50万5千円と高額であると指摘。「国保への国庫支出金を大きく減らし、国保会計を困難にしてきた国の責任はもっと追及すべきだ」と強調しました。

 橋下市長は「もう少し下がらないと生活が苦しくなる」との認識を示しましたが、北山議員が国保料を引き下げる役割がある一般会計からの繰り入れが年々減額されていることを紹介して「高すぎる国保料に目を向けた施策を充実させるべきだ」と求めたのに対しては、「高いから金入れりゃいいということではない。給付の抑制など保険料の引き下げは税の投入だけでない」と繰り入れ増額を拒否しました。(提出資料@A)

 敬老パスについて北山議員は「公約どおり敬老パスを現状のまま持ち続けるべきで、高齢者施策の財源を現役世代向け施策に振り向けるべきではない」と求めました。橋下市長は、「今のまま何でもいいから維持しろと言うのは無責任だ」とのべ、「敬老パスはなくしません」という自らの公約を投げ捨てた発言をしました。

(2012年1月20日付しんぶん赤旗)