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姫野浄市会議員

2002年11月28日

 十一月二十八日の大阪市議会民生保健委員会で、日本共産党の姫野浄委員は、「南港ポートタウンに総合病院をつくる会」(代表・岡田純一郎氏)から提出された請願書について、採択を求めて質疑を行いました。
 はじめに、姫野委員は、大阪府の保健医療計画が近く改正されるが、どのようになるか、南港に病院をつくることとの関連はどうか、と質したのに対し、吉積保健医療計画担当課長は、「十二月に計画が改正され、市内の基準病床は、現行二万七千六百七十一床から二万二千八百三十四床に、四千八百三十七床減少する。よって、よりきびしくなる」と答えました。
 続いて、姫野議員は、一年前に南港に病院をつくるということで、健康福祉局、港湾局、区役所でプロジェクトチームをつくったが、到達状況を明らかにせよ、と求めたのに対し、林健康福祉局庶務課長は、「去年十二月、住之江区地域整備懇話会(府市議六人と区長と構成)から民間病院を含む病院建設を、との要望がだされ、これに基づきどのような規模、診療科をもつ病院が可能か検討している。規模については、当初の市民病院計画(百十床)程度でとの方向、他は未だまとまっていない」と答えましたが、姫野委員は、「検討状況を市民にオープンすべきで、未だ何も具体的方向がでないのはおかしい」とのべ、「民間病院を誘致する場合は、特定医療法人(市内に十一法人十四病院)を対象に参入を働きかけるのではないか。いつ募集を発表するのか」とただしました。
 これに対して、林課長は、「そのような民間病院の募集を行うことになるだろう。その条件を港湾局、地元とまとめているところで、まとまれば募集を行いたい」と答えるにとどまりました。
 請願書は、日本共産党が強く採択を主張したのに対し、自民、公明、民主は質疑も行わず、継続審議を主張した結果、多数で採択されませんでした。