title

 

天王寺・大和川線で緑豊な

「風かおる“みち”」の実現を

江川議員が強く要請

江川繁市会議員

2008年3月14日

 日本共産党の江川繁市会議員は天王寺・大和川線、別名、「風かおる“みち”」計画について、まずこれまでの経緯と主な計画について質問。市はJR阪和線の高架化と一体の阪神高速・大阪泉北線が、交通需要の変化や阪神淡路大震災による耐震・安全性の意識の高まりなどで阪和線の高架化のみとし、道路は泉北線の区域に天王寺・大和川線を新たに幹線道路として都市計画決定され、阿倍野区東住吉区住吉区の3区に渡る延長約5.5キロメートル・標準幅員29mの道路、JR阪和線各駅の機能向上を図りつつ、長居公園や桃が池公園、長池公園など既存の公園をつなげることにより、新たな緑のネットワークを形成し緑豊で市民に親しまれる街づくりを目指していると答弁しました。

 江川議員は、予定地が、大気汚染、騒音、振動等の公害反対運動の中で、1995年の阪神淡路大震災があり、高速道路の建設中止となり緑の道構想となったいわば環境を守る住民運動が生みの親であることを確認。次に計画推進にむけ今後のスケジュールや住民の意見や要望の集約はどうするのかと質問しました。

 市は、全体の事業費は約940億円であり平成18年度末までに約230億円の用地を取得。今後約580億円必要で平成20年度も予算計上しており後、今後4年〜5年程度かかると考えている。住民からの意見集約については、現在、交通安全の確保や地域沿道状況を踏まえた交差点処理等の整理を行いつつ関係機関と協議し、基本的な道路線形をまとめている最中である。今後は素案を作成して地域の方々にお示し意見を参考としたいと答弁。

 江川議員は、早く市民に知らせて住民の意向が反映するよう要請。また本格的な工事開始までの間、取得用地の有効利用、暫定利用について空き地も目立ち、駐輪場等の利用を願う声も大きい。有効活用できるシステムを早急に検討し市民に知らせるべきである。さらに連続立体事業の工事において騒音などの苦情も出ている改善をと要望。市は用地の利用はJRへの申し入れも含め努力したい。また騒音等の問題も解決の努力をさらに強めたいと答弁。江川議員は最後に「風かおる“みち”」が全国モデルになるような住民の意向を踏まえた、いいものが出来るよう、しっかりと取り組んでいくよう強く要請しました。