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尾上やすお議員が市営住宅補修費の

補正予算について質疑

尾上康雄市会議員

2009年6月24日

  6月24日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党の尾上やすお議員は、6月臨時市会に提出されている補正予算について質問しました。

「地域活性化・公共投資臨時交付金」「地域活性化・経済対策臨時交付金」の活用で、市営住宅の維持補修費(4億8500万円)が提案されています。

尾上議員は地元の中小零細業者の仕事が増え賛成だと述べた上で、市営住宅の建物診断を実施し市営住宅入居者の切実な要望に耳を傾けて、共通の補修要望は計画補修に加えるべきだと強調しました。

今回の補正予算で予定している事業は、「屋上防水改修」や「エレベーター制御機器改修」「水圧改善」「高置水槽改修」「埋設ガス管改修」です。

市営住宅の補修には、破損な故障などを修繕する「一般補修」と、外壁補修や屋上防水など計画的に行う「計画補修」があります。2001年度から2008年度の住宅補修費は88億4600万円から70億3700万円(見込み)に18億900万円も削減されています。

尾上議員は、市営住宅計画補修の過去5年間の実績のうち、高置水槽の改善が2007年度と2008年度の実績がゼロになっていることを指摘し、「これで計画的な補修と言えるのか」と批判しました。

理事者は「外壁の落下事故等があり外壁改修を重点的に行った」と答弁にとどまりました。

尾上議員は、西成区のある老朽化した市営住宅で、風呂の浴槽と窯の仕切りが腐食し虫が入ってくる劣悪な実態を紹介し、市営住宅入居者の要求である市営住宅建て替えやエレベーター設置、電気容量改善、耐震診断・改修などを一日も早く行うよう求めました。

理事者は「耐震改修の基本計画を作成していく」と答弁。

尾上議員は、再度、市営住宅居住者が切実に要求している補修にこそ補正予算を使うよう強く要望しました。