title

鶴浜への超大型ホームセンター出店に反対

開発計画は住民の意見を聞いて

建設港湾委員会で石川かんじ議員が主張

石川かんじ市会議員

2004年11月26日

 日本共産党の石川かんじ議員は、26日に開かれた大阪市議会建設港湾委員会で、大正区にある大阪市港湾局鶴浜埋め立て地の売却計画を撤回する請願の採決をもとめて質疑しました。

 請願は、大阪市が開発した大正区鶴浜地区の埋め立て地を売却して、売り場面積約47000平方メートル、駐車場3300台の超大型ホームセンター・外食チェーン業「ムサシ」を誘致しようとしている問題で、計画が実施されれば商店街、市場は壊滅的打撃を受けるとして、土地売却計画の撤回と「鶴浜開発」は住民の要求を取り入れた総合開発を推進することをもとめています。

 石川議員は、此花区ではUSJのようないちばん集客力のある施設があっても、小売り店舗が減少(1999年706店、2002年652店)していると指摘し、大阪市は、今回の複合商業施設である「ムサシ」の誘致で、大型の集客力がある施設をもってくれば地域が活性化するという説明をしているが、なりたたないと批判。物販と飲食の複合商業施設が進出すれば、大正区では、既存の小売り商店や商店街の活性化ははかれないと強調しました。

 また、石川議員は、「姫路市に、関西圏の1号店としてオープンしたムサシを視察したが、交通渋滞など予測を超える事態がおこっている。誰でも来て、土地を買って、なんでもしてくれたらよいのではない。大正区民が歓迎するような本当に活性化するプランがもとめられている」と強調。市内の商店街約450の内、25日までに252の商店街から埋め立て地売却中止をもとめる要望書が市長にだされていると指摘し、今回の計画の撤回をもとめました。

 請願は、自民・民主・公明の与党が多数で継続審議としました。