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「大阪市の建築確認行政に関する陳情書」の質疑

部局の枠を越えて違法建築の防止策の研究対策を要求

計画消防委員会 北山良三議員

北山良三市会議員

2003年5月23日

5月23日、大阪市会計画消防委員会が開かれ、「大阪市の建築確認行政に関する陳情書」について、北山良三議員が質疑しました。

陳情は、敷地が借地の場合、借地契約書や土地登記簿謄本等を提出させていないため、借地と偽装した建築確認申請書にも確認済証を交付し、違反建築物を見逃すことになっている。@大阪市の建築確認に関する法規が不備のため、早急に是正することA建築確認申請書自体が虚偽の場合、適法な建築確認申請書の再提出を命じることを求めています。

大阪市は、@建築基準法に基づく確認制度は、確認申請書に記載されている建築計画が建築基準鑑定規定に適合するかどうかを審査するもので、判例にも敷地の所有権、借地権など司法上の権利関係については、確認審査の対象として規定されていない。A工事完了後に確認申請書を再提出させる効果はなく、建築基準法でも規定されていない。工事完了後に違反建築物であると判明した場合は、是正指導していると、説明しています。

北山議員は「現状の法体系の中で、限界はあると思うが、大阪市として違法建築物が建つということのないようなチェック機能、防止策の研究」を要望しました。

日本共産党は継続審議を主張しましたが、自民・公明・民主民友などオール与党など多数により不採択となりました。