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大阪市が鶴見緑地整備のバードゲージ計画を断念
文教経済委員会で長谷正子市会議員が追及

長谷正子市会議員

2003年3月6日

 大阪市会文教経済委員会が6日開かれ、日本共産党の長谷正子市会議員は鶴見緑地整備計画の中のいわゆる「鳥類生態園なるバードゲージ」の建設計画を大阪市が事実上断念せざるを得なくなった点について質疑しました。
 長谷議員は、「バードゲージ計画は調査費だけですでに四億円も投入しています。元々この計画は、温泉リゾート計画であったものが、『フェステイバルゲート』にせり負けたと当時の経緯を新聞にも取り上げられました。このバードゲージはリゾート計画の失政代替え案であり、そもそもの動機が不純だったんです。私はこの計画について『日本野鳥の会』や『つるみの自然を守る会』、つるみ区民の声を取り上げ議会で計画の撤回と市内に唯一生息するケリという野鳥の生息を守るためにも、またメダカやトンボが棲むことのできる湿地帯や緑地帯などビオトープを再生するよう求めてきました。バードゲージ計画が撤回されたことは喜ばしいことだと思います。市民の願いに背をむけた巨大な集客施設計画のなれの果てであり、いかに道理に合わないことをやってきたのか、当局の猛省を促したい」と厳しく追及しました。これに対して市当局は、財政的にも計画見直しを余儀なくされたとしながら、「湿地帯や緑地帯づくりなどをすすめていく」と答弁しました。