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解同系に長期委託の大阪市、駐車場管理やっと打ち切り

建設港湾委員会で下田敏人議員が反省迫る

(2006年2月28日付「しんぶん赤旗」)

下田敏人市会議員

2006年2月27日

 日本共産党の下田敏人議員は、27日、大阪市議会建設港湾委員会で、大阪市開発公社が、同市淀川区で経営する市有地の駐車場の管理を、解同飛鳥支部長が理事長を務める「飛鳥会」に1974年以来、事業委託している問題を取り上げました。

 この駐車場は、JR新大阪駅南側の西中島駐車場(約3700平方メートル、収容台数約90台)で、74年8月に開業しました。当初から、「飛鳥会」と随意契約を結んで、1年ごとに更新してきました。「飛鳥会」には、2004年度に駐車料収入として7155万円が入り、大阪市には1822万7850円が納められています。市当局は、今年度で契約を打ち切るとしてします。

 下田議員は、「この駐車場の事業委託は、長期にわたって飛鳥会を儲けさせる目的でおこなったものだ」と指摘。「党市議団として再三にわたって是正を求めたのに、見直してこなかったことについて、深刻な反省が必要だ」と迫りました。

 市の担当者は、市監査委員から契約方法を検討するよう指摘を受けたことを理由に、「同駐車場事業から撤退することとし、本年3月末をもって契約しない旨の文書を送付した」と答弁しました。

 下田市議は、「きちんと契約を打ち切り、明け渡させること」と再度強く求めました。