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西成区の異常な住民登録問題

わたし議員が、国との協議や調査を求める

わたし考一市会議員

2006年12月15日

15日に開かれた大阪市議会財政総務委員会で、日本共産党のわたし考一議員は、西成区のあいりん地区にある44uの宅地、鉄筋5階建のべ床面積173.6uのビルに、3500人もの住民登録がおこなわれていた問題について、大阪市当局をただしました。

わたし議員は、この問題の背景には、日雇い労働者が求職者給付金、いわゆる「あぶれ手当て」を受給するために住民登録が必要だという国の制度上の問題があることから、西成区の事務処理もやむをえなかった面があり、問題解決のためには、国との協議が必要だと強調しました。

また、わたし議員の質問に対し、これらの人々が選挙人名簿に登録されていること、選挙の際には案内はがきを発送したことなどを理事者が認めたのをふまえ、3500人は一つの投票所の全部の有権者数に匹敵すること、3500枚のはがきは1メートル近い厚さになることなどの異常さを指摘。実態調査を強く求めました。理事者は、「調査する」と答えました。

(しんぶん赤旗:2006年12月16日付)