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保育所休止案撤回を

大阪市議会委 井上議員が求める

井上ひろし市会議員

2012年9月20日

「待機児は急増」

 日本共産党の井上浩大阪市議は20日、市議会文教経済委員会で、浪速区の日東南(にっとうみなみ)保育所の休止計画を撤回するよう求めました。

 大阪市は同保育所を定員割れと老朽化を理由に2014年3月末で休止するとしています。市議会には、2400人の署名を添えて存続を求める請願書が提出されています。

 井上議員は、浪速区では入所の待機児童が昨年度は1人ったのが今年度は56人に急増していることを示し、昨年度同区内で2保育所の廃止により定員が179人減っていることが背景にあるのではないかとただしました。

 市の担当課長は因果関係には触れず、「単年度のことかどうか慎重に検討し、対応していく」と述べました。

 井上議員は、同区内の待機児は市が認定している「隠れ待機児」53人を合わせると109人にのぼる一方、日東南保育所の認可定員80人と廃止された2保育所の定員を含わせると2年間で259人もの枠がなくなると指摘。「なんの見通しも示さずに休止ありきは乱暴だ」と批判。「再編整備は今後も着実に進めていく」とする担当課長の答弁に、「あまりに道理がない。休止案は撤回すべきだ」と主張しました。

(2012年9月21日付しんぶん赤旗)