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大阪市議会委 保育所民間委託見直し求める

安達議員が質疑

安達義孝市会議員

2010年10月7日

 大阪市議会文教経済委員会で7日、日本共産党の安達義孝議員は公立保育所の民間委託の見直しを求める陳情書の採択を求め質疑しました。陳情は、来年度から民間委託される港区の田中保育所保護者有志からで@1年間の引き継ぎ期間に残る市職員(保育士)の増員(5人を7人に)A給食職員1人残留などを求めています。

 安達議員は、「子どもは人見知りで、知らない先生の中で大丈夫か心配だ」など、引き継ぎの保育士がいない4歳児クラスの保護者の声を紹介し、「行政として市民の不安解消に最大限努力すべきだ」と強調し、増員を求めました。また、市と「週休2日制にともなう休暇対応の非常勤職員を配置する」ことを確認しました。

 さらに安達議員が、「委託する3ヵ月前から引き継ぎ作業を行っているというが、どの程度の日数で行っているのか」とただすと、市は、「保育士は1人当たりのべ15日、調理員はのべ14日で行っている」と回答しました。

 同議員は「この日数では、きめ細やかな引き継ぎはできない。4歳児のクラスヘの職員配置も含め父母が安心できる保育体制の中で民間委託をすすめるべきだ」とのべました。

 陳情は、自民、公明、民主の多数で継続審査としました。

(2010年10月10日付しんぶん赤旗)