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公立保育所の民間委託やめ、公立のまま存続を求める

上野とき子市会議員

2009年11月19 日

 11月19日の文教経済委員会で上野議員は、公立保育所の民間委託延期を求める請願書等の採択を求めて質疑しました。

 福保育所は来年4月から民間委託が予定されていますが、7月の委託先公募で適格業者が無く11月10日期限で再公募されており、このままでは委託業者が決まっても、十分な引き継ぎが出来ないまま委託される問題が生じています。

 上野議員は、保護者は安心した保育が受けられないのではと不安を持っており、保育を受ける側の自由を阻害する、無理に業者を決めるようなことはせず、委託を延期すべきだと質しました。こども青少年局は「再公募で応募があった。選定会議で審査し決定していく」と答えました。

 上野議員は、元々の委託スケジュールでは、10月に業者を決定し、12月に引き継ぎ、1月に合同保育となっいる。12月に審査が通っても「突貫工事」で引き継ぎが進められてしまう。保育士の確保にも不安がある。数ヶ月で事を無理矢理進めようとしていると厳しく批判しました。

 上野議員は、民間業者は経営が困難になれば撤退するもので、安上がりな保育にならないか危惧される。経費を5500万円浮かすための民営化はやめるべきだと指摘しました。

 上野議員は、福保育所は40年間保育所の役割を果たしてきた。待機児を無くすためには、民間委託でなく、市が責任を持って保育所を増やしていくしかないと指摘し、福保育所は民間委託せず公立のまま存続させるべきだと強く主張しました。

 陳情は、自民・公明・民主各会派が継続審査にしました。