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児童館・トモノス廃止

民生保健委員会で北山良三議員が反対

  (2006年5月27日「しんぶん赤旗」)

北山良三市会議員

2006年5月26日

 大阪市議会民生保健委員会が26日に開かれ、3月議会で継続審議となっていた児童館・勤労青少年ホーム(トモノス)等の存廃が審議され、自民・公明・民主の賛成多数で、廃止提案が採択されました。

 採択に先立って、日本共産党の北山良三議員は、子育て支援と児童の健全育成事業の強化をはかる立場から、児童館・トモノスの廃止を撤回し、その拡充を求めました。

 北山議員は、質疑の冒頭で、大阪市が拡充・強化するとしている在宅乳幼児と保護者を対象とした事業(保育所地域子育て支援センター事業、つどいの広場事業等)は、大いにすすめるべきだと強調。しかし、これらの事業を理由に、児童館・トモノスを廃止し、小中高校生らの健全育成事業を位置づけた条例をなくし、法的根拠のないものにしてはならないと主張しました。

 北山議員は、子育て支援や児童の健全育成を強化しようとするのなら、児童館やトモノスの条例をなくすのではなく、条例を強化するべきだとのべました。

 關淳一市長は、「幅広いニーズに臨機応変に対応できる柔軟な組織にしていきたい」などとこたえました。

 北山議員は、「“臨機応変に”“柔軟な”ということは、法や条例の根拠をなくし、議会や市民を軽視し、市のつごうでいつでも事業を改変できるということだ」と批判しました。