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保育所の新設移転は保護者の願い陳情の採択を主張


民生保健委員会で渡司議員

渡司考一市会議員

2004年5月19日

 大阪市議会民生保健委員会が5月18日開かれ、日本共産党の渡司考一市議は、大阪市立天王寺保育所父母の会から出された「天王寺保育所の新設移転と子供たちの安全確保に関する陳情」の採択を求め、質問しました。
 陳情は、同保育所は今年で開所36年を迎え、開設当初より市営住宅の一階で所庭も保育室も狭く、子供たちが伸び伸びと過ごせる環境になく、また、住居部分が隣接し不審人物が発見しにくいなど安全対策が不充分と指摘。安全で快適な環境の保育所として民間に委託することなく、天王寺公設市場跡への新設移転を求めています。
 渡司議員は、住宅合築の保育所は、犯罪にいたらないまでも騒音苦情や上層階からの落下物(布団、ペットボトル)が頻繁にあると指摘、こういう設置形態は避けるべきだと強調。昭和40年代建築の保育所は建て替えの方向にあり、設置されている市営住宅も含め早晩建て替えの必要性が生まれるとのべ、いろいろな不安もあり、空いている天王寺公設市場跡地への新設移転は保護者のみなさんの切実な願いだと主張しました。
 関淳一市長は、「公立、民間相協力して、良質の保育を受けられるよう最大の努力を図って行きたい。老朽度、周辺地域の保育ニーズを勘案して順次整備につとめていきたい」と答弁しました。
 日本共産党は陳情の採択を主張しましたが、自民、民主、公明の与党は多数で継続審議としました。