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「緑化対策」強めて

大阪市議会特別委で北山氏

ヒートアイランド問題迫る

北山良三市会議員

2013年8月21日

 日本共産党の北山良三大阪市議は20日、市議会環境対策特別委員会で質問し、健康被害や集中豪雨などをもたらすヒートアイランド対策を急ぐことを求めました。

 北山議員は、昨年、市が行った公共建築物の屋上緑化は1件で、歩道の保水性舗装の実施が2キロメートル、市道総延長3853キロメートルのうち累計で45.5キロメートルにとどまるなど、対策が事態の深刻さに見合ったものになっていないと指摘。「本気になってやっているといえるのか」と批判しました。

 「ヒートアイランド対策のポイントとなるのは『緑化対策』の抜本的強化だ」とのべ、公園・緑化事業予算がピーク時の420億円から約10分の1の43億円(2013年度)に減っていることを示し、取り組みの抜本的強化を求めました。

 橋下徹市長は「大阪市全体の予算組みの中で判断しなければならないので、最後は優先順位の話になる」と答えるにとどまりました。

 北山議員は、ヒートアイランド対策の目標について、府が「25年までに熱帯夜日数を現状より3割減らす」と、「現状以下にする」という大阪市より高い目標を設定しているとのべ、見直しを求めました。

 橋下市長は「市の目標を府全体の目標に合わせていく」と応じました。

(2013年8月22日付しんぶん赤旗)