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梅田北ヤードの開発計画問題で

平松邦夫市長を追及

決算特別委員会で瀬戸一正議員

瀬戸一正市会議員

2008年12月12日

 12月12日、大阪市会決算特別委員会がひらかれ、日本共産党の瀬戸一正議員は、梅田北ヤードの2期区域(17ヘクタール)の開発計画について、平松邦夫市長をただしました。

 瀬戸議員は、関西経済同友会の梅田北ヤード委員会が、大阪市が日本一暑苦しい都市になっているとして、緑と水のグリーンパーク構想を提言したことについて、「毎日」新聞での座談会や先日の一般質問での答弁を紹介し、650億円の土地代負担や整備費用を理由に平松市長はこの構想を拒否するのか、アイデアそのものはどう考えるのか、と市長の見解をただしました。

市長は、もし大阪市の土地だったら全部緑にと言いたい気持ちはある、多額の市民負担が生じる計画は現実的ではない、などと答えました。

 瀬戸議員は、北ヤードは大阪駅北周辺の広域避難広場と指定されており、大震災の場合は、大阪市民でない人も含め、20万人が収容されることになっている貴重な空間であり、現実的でないと決め付けるべきではないと指摘。2期全体を都市公園とするなら、大阪市だけが財政負担するのではなく、近隣自治体や国、財界にも負担を求めるべきだと強調しました。

また、瀬戸議員は、吹田市と東住吉区百済地域では公害持ち込みになるとして、北ヤードの分散に反対する住民運動が継続していることを指摘。ヤード機能を現在位置で維持しながら、ヤードを地下化し、その上に人工基盤をつくり、上部を公園にするという専門家の提案があることも紹介しました。