title

 

住民合意ない学校再編

大阪市議会委 井上議員が批判

井上ひろし市会議員

2017年12月6日

写真 日本共産党の井上浩大阪市議は6日、市議会教育こども委員会で、8小学校・1中学校を一挙に廃校にする同市生野区西部地域の「学校再編整備計画」について質疑しました。

 井上議員は当初の計画では、「小学校区ごとに基本合意を経てすすめることになっていたが、現在は中学校区ごとに学校設置協議会準備会を立ち上げすすめている。なぜ、すすめ方を変えたのか、変えることの合意は得ているのか」とただしました。

 区担当課長は「中学校区ごとの説明会で保護者や地域の方のご意見を計画に反映するための変更であると説明した」と、なぜ変更したのかの問いにはまともに答えませんでした。

 井上議員は「前の時は小学校区ごとの基本合意が必要ですと言っていたが、話が全く変わってしまっておりとまどっています」との区民の声を紹介。計画について「小学校区ごとの合意は得られなかったということか」とただしたのに、担当課長は「小学校区ごとの基本合意は得られていません」と回答しました。

 井上議員は「すすめ方の重大な変更をしておきながら、保護者、地域の理解は得ずに一方的だ」と批判し、「合意をとりやすいやり方への変更であり、こんなやり方は認められない。当初どおり小学校区ごとの基本合意に立ち返れ」と主張しました。

(2017年12月12日付しんぶん赤旗)