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府の「君が代」起立強制条例案

大阪市に相談なし 井上議員質疑

井上浩市会議員

2011年5月27日

 大阪市議会文教経済委員会で24日、日本共産党の井上浩議員は、橋下徹府知事が代表を務める大阪維新の会が府議会に提出する「君が代」起立強制条例について質疑しました。

 井上議員は、法律で起立を強制するという発想では人間味のある自由な教育が保障されないと批判。「大阪市にも適用したいというが、事前に市教委や市長に話や相談があったのか」とただしだのに対して、市教委は「事前に話はなく、市長への連絡もなかった」と答えました。

 また、政令市の大阪市を同条例の対象にすることの問題点をただしだのに対して、市教委は、「法律で市町村に対して府は、服務の監督の実施について技術的な基準を設けることができるとされているが、政令市においては、府費負担教職員の任免、給与の決定、休職及び懲戒に関する事務を含め行うとされている」と答えました。

 井上議員は、市民、府民は同条例を期待して地方選で「維新の会」に投票したのではないと指摘し、「民主主義と教育の条理に反した『君が代』の強制は撤回すべきだ」と表明しました。

(2011年5月28日付しんぶん赤旗)