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貴重な大阪市立大学付属植物園を守れ

財政総務委員会で安達義孝議員が平松市長に迫る

安達義孝市会議員

2008年3月14日

14日、大阪市会財政総務委員会で予算案の質疑がおこなわれ、日本共産党の安達義孝議員が、大阪市立大学にかかわる問題について、平松市長をただしました。

 安達議員は、2006年に独立行政法人化された市立大学への大阪市の運営交付金が、3年間で13億円以上減らされ、教員は2年間で45人も減るなかで、学生の中では「授業のコマ数が減り、受けたい授業が受けられない」「実験用資材も買い換えられない」などの声があがっていること、授業料の減免制度も改悪され、学生の学ぶ意欲がそがれる事態が生じていることなどを紹介。予算カットの一律的押し付けをきびしく批判しました。

 また、私市にあり、府民・市民に親しまれ、自然科学の研究と知識の普及にも大きな役割を果たしている理学部付属植物園も、年々予算がカットされ、この間の燃料費の高騰のもとで、マスコミにも「貴重種、命の危機」と報道される事態に直面していることを指摘。必要なところには必要な予算措置を取るべきだと重ねて求めました。平松市長は「大阪市には胸を張って誇れる施設がたくさんある」とのべたものの、「選択と集中をはかって、市民のために何が必要かを追及したい」と答えるにとどまりました。

 また、安達議員は、現在も1000名を超える学生が学んでいる市大2部廃止の動きがでている問題で、廃止ではなく、むしろ拡充をはかることが重要だと強調しました。