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介護保険料引き下げを求める請願書の採択求め

北山議員が質疑

北山良三市会議員

2012年3月21日

 日本共産党の北山良三大阪市会議員は、3月21日の民生保健委員会で介護保険料等に関する請願書をとりあげ、採択を求めて質疑しました。

 請願は、介護保険料の引き下げを求めるとともに、国の介護報酬改定によるホームヘルパーの「生活援助」の基本的提供時間が4月から45分未満(現行30分以上60分未満)に短縮されることは問題だとし、大阪市として独自の措置をとるよう求めています。

 北山議員は、掃除や洗濯、調理、買い物などの「生活援助」は、介護予防や介護自立の観点からも大変重要であり、例えば、洗濯物を取り入れてたたむときなどにも声をかけて一緒にたたむなど、出来るだけ本人の意欲を引き出すことが大事だと認知症の叔母を介護した自らの体験も紹介しました。

 北山議員は、高齢者が楽しく自発的に行動できるよう見守ることがヘルパーの仕事だと強調。また、「生活援助」の時間が短縮されることは、介護予防の後退や給付の増加にもつながり問題だと指摘しました。

 北山議員は、とりわけ一人暮らしのお年寄りの比率が高い大阪市の実情も踏まえ、「生活援助」の時間が短縮されることに対しての本市独自の補助策を検討するよう求めましたが、担当課は、必要なサービスが提供されるよう配慮しなければならないと述べるに止めました。