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敬老パス制度無料継続迫る

大阪・北山市議 

北山良三市会議員

2009年3月25日

 大阪市議会民生保健委員会が二十三日開かれ、日本共産党の北山良三市議が、敬老パス制度の無料での存続について平松邦夫市長に質疑し、無料化を継続するよう迫りました。

 北山議員は、二〇〇四年三月から有料化した名古屋市の敬老パスの発行率は、○二年度の91.3%、〇四年度73.2%、O六年度では66.9%へと低下していると指摘。昨年十月に有料化した神戸市や、○五年九月から有料化した京都市などの実態をあげて、各市の有料化での影響を紹介。「有料化で、敬老パスの発行や実際の利用が激減している。敬老パスの有料化は、大阪の活性化をすすめるという市長の方向性とは対立する」と指摘し、無料化での存続を求めました。

 平松市長は「あくまでも制度を守り、持続可能なものとするために見直しをさせていただいた」と吝えました。

 北山議員は「どういう内容で制度を持続させるのかが大事。高齢者の生きがいであり、にぎわいをつくり、街の活性化にもつながる制度として維持・継続させなければならない。有料化してこれらを後退させてしまうやり方での維持・継続は間違っている」と批判しました。

(しんぶん赤旗:2009年3月26日付)