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「赤バス」存続、「敬老パス」継続を求めて

岩崎けんた議員が交通水道委員会で質疑

岩崎けんた市会議員

2011年9月28日

日本共産党岩崎けんた市会議員は、9月28日の交通水道委員会で赤バス(コミュニティバス)の存続と敬老優待パスの継続を、と出された請願、陳情の採択を求めて質疑を行いました。

岩崎議員は「日本国民の4人に1人は高齢者。大阪市の高齢化率も同様の数値にある」と高齢者や交通弱者の状況も紹介し、「赤バス」の必要性を強調しました。

交通局は「今年10月から運行ルートを見直し、半年間検証して、その結果目標値2.2人を超える利用者があるところを残して、後は一般バス路線の再編によっておぎなう」との立場に固執しました。

岩崎けんた議員は、交通局として目標値達成へ検証期間中の乗車人員を増やす努力の必要性を求めました。交通局は「ルート・時刻表の作成・配布など利用促進に努める」と答弁。

岩崎けんた議員は、赤バスを取りまく状況を市民に広く知らせて、利用者を増やすキャンペーンなど赤バス事業の必要性を呼びかけ2.2人という数値にとらわれず、全体として乗車率を引き上げ、残していく方向で、努力を進めるよう要求しました。

また「敬老優待パス」の継続を求める陳情について、70才以上の大阪市民は41万9千人、パス利用者は34万6千人で、82.5%と喜ばれ、歓迎されている。有料化された京都市では2004年で70%だった利用率が2010年度には51.4%に下がっている。有料化すれば制度は持続可能どころか縮小・衰退すると指摘。「敬老パス」は大阪市が全国に誇れる素晴らしい制度で、無料での継続を強く求めました。なお請願・陳情は継続審査となりました。