title

地下鉄の安全対策万全に

事故を受けわたし考一議員

わたし考一市会議員

2010年3月23日

 3月23日大阪市会交通水道委員会が開かれ、わたし考一議員は15日市営地下鉄おきた事故について質疑をおこないました。

 事故は長堀鶴見緑地線でおきたもので、車両故障や人為的ミスの多発により、あわや衝突という事態を招いたポイント損傷事故です。

 わたし議員は今回の事故は、あってはならない人間のミスと、それを本来ならカバーし、運転を助けるべき自動列車制御装置(ATC)などの装置のいくつかがあいついで働かなかったという意味で重大だと指摘。現場にいた人たちの責任を追及するだけでは問題は解決せず、全体の問題としてとらえる事が重要だとのべました。

 そうした中でも幸いに大事故に至らなかったのは、それまでいくつかのミスはあったけれども最終的にはマンパワーが力を発揮した。この点が1993年に車両暴走で大事故になった無人のニュートラム(専用軌道線)と違う所だと強調しました。

 同議員は96年に同線から車掌をなくす時に、自動列車運転装置(ATO)などで運転士を支援するので問題ないとしている点について局全体が「機械があれば大丈夫」という安全神話におちいっていたのではないかとただしました。

交通局は「バックアップ装置として機能している」などと実態とかけ離れた答弁を行いました。

 わたし議員は事故の背景には安全よりもダイヤ優先になっていたのではないかと指摘。交通局は「調査対策委員会で検証していく」と答弁しました。

(2010324日付しんぶん赤旗)