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赤バスと市営バス路線一部廃止検討の

撤回を求めはせ正子議員が質疑

長谷正子市会議員

2009年12月15日

 はせ正子議員は12月15日の交通水道委員会で、赤バスの存続を求め港、淀川、都島、住吉、淀川の各区住民や多くの団体から請願・陳情が提出され、赤バスと市営バス路線一部廃止検討の撤回を求め質疑しました。

 はせ正子議員は、港区からの「赤バスをなくさないで」アンケート52人の中から「赤バスが運行するようになって足腰の悪い私は助かっています。病院・買い物などに、幹線道路から離れているのでそこまで 行くのが大変です。赤バスをなくさないで下さい」「私自身は一度も乗車体験はないのですが、いずれは高齢者になり、利用させてもらうので廃止は反対」などの声を紹介し赤バスの廃止をやめるよう追求しました。

 交通局は「将来にわたって持続可能なバスサービスを提供していくため、市営バス事業の改革プランにより、利用の低迷、赤バスでしか移動できない方が少なく、経済性も公共性も著しく低い結果となったため廃止対象とした」とし、「系統の廃止を含めた抜本的な路線対策については、市民生活に及ぼす影響に十分配慮しながら、今年度中に取り組んでいきたい」との答弁に終始しました。

 はせ議員は、赤バス導入後に制定された市コミニテイバス運営補助金交付要綱の目的「需要がなくて採算性の確保が困難であるものの地域住民の日常に必要で市民の日常生活の利便及び福祉の増進に寄与すること」とし、赤バスについて運行経費に見合う補助をするとされていることを示し、市民へのあたたかい施策の継続を求めました。

 市長は「空気を運んでいるだけではないかと、いわれる赤バスをそのまま継続せよといわれてもできかねる」と市民に冷たい答弁をしました。

 また、長谷議員は、地方公営企業法にも公共の福祉を増進するように運営されなければならないとしていると指摘し、重ねて赤バス存続を求めました。

 市長は「廃止する場合にも一般バス路線を再編し、需要集約するなど検討。バス事業の改革にむけた努力をする」と廃止検討に固執する答弁でした。