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地下鉄8号線延伸事業の早期実現を求める

交通水道委員会で下田敏人議員

下田敏人市会議員

2009年3月13日

 下田敏人議員は、3月13日の大阪市会交通水道委員会で、事業実施が凍結されている地下鉄8号線今里・湯里間の延伸事業は、市が「市民との約束」した条例路線で、市東南部の街づくりに寄与するものと、その実現を迫りました。

 地下鉄8号線延伸事業は2006年に着工予定だったものが、財政難を理由に凍結され、その早期再開・実現が望まれています。

 下田議員は、地下鉄会計は来年度270億円の利益見込みで、累積欠損金も2010年度には解消するなど大きく好転するようになり、運輸収入も微増しているなどの状況を示し、市が地下鉄建設に出資金を出していることなどを理由に利益金を市への納付金ではなく、可動式ホーム柵などバリアフリー化の推進、地下鉄8号線の延伸など前に進め、市民の足の利便を図ることだと主張しました。

 また建設事業費について、国の地下鉄建設補助で進めてきた他都市との状況からも補助採択への条件は好転し環境が整いつつある。地下鉄会計の延伸にともなう財政的負担は、今里・湯里間6.7kmの建設費、車両等も含めて総額1314億円のうち、インフラ部分で313億円、車両等で114億円、合計428億円。そして一般会計はインフラ部分の出資と補助金で562億円、車両等の出資金29億円で合計591億円と大きいが、45%は交付税措置され、実質55%、325億円の負担ですみ、しかも両会計とも起債が充てられるなど、やり繰りのつく金額になると指摘し実現を求めました。

 平松市長は「8号線建設は交通局の地下鉄・バス事業を勘案しながら検討する」との答弁にとどまりました。

 下田議員は「選択と集中でこの8号線の延伸、前に進めるため、交通局が腹を固め一丸となって推進する、そういう姿勢を示すことだ」と重ねて要求しました。