大阪市、住之江信託事業に公金投入

関根議員が厳しく批判

 2日の大阪市会公営企業決算委員会で日本共産党の関根信次議員は、大阪市交通局が住之江信託事業にバスターミナル賃借料として、毎年2,800万円の新たな資本提供をはじめた事を明らかにし、その不当性を厳しく批判しました。
 この事業は、市交通局が住之江バス車庫用地を安田信託銀行に土地信託し、受託した安田信託銀行が「オスカードリーム」という管理会社をつくり、ショッピング施設やホテルの営業をしています。
 ところが、営業状態は大赤字で大阪市は開業以来、予定された配当金は全く受けていません。しかし受託銀行は、信託報酬として1億4,300万円を受け、そのうえにこの事業への貸付金利子として19億円も入手しています。
 今回、明らかになったのは、交通局が昨年からバスターミナル賃借料を年400万円から3,200万円に引き上げたもの。
 関根議員は「苦しいバス事業から身銭を切って銀行支援は許せない。撤回せよ。」と厳しく批判しています。