学校の安全対策急げ

江川議員 警備専任員など要求

(しんぶん赤旗 2001年6月29日)

 28日の大阪市議会文教経済委員会で、日本共産党の江川繁議員は、大阪教育大学付属池田小学校における児童・教職員多数の死傷者が出るという痛ましい事件が二度とおこらないように、学校園における安全確保等に関して賛疑をおこないました。
 江川議員は、「子どもはもちろん市民の安全を確保するというもっとも重要な自治体としての役割を果たす上で、新たな予算措置と安全確保のための、PTAや社会教育関係も含めた全市的な推進体制が必要だ」と追及しました。
 磯村大阪所長は、「教育委員会は事件発生後、児童・生徒の安全確保のための対策を迅速かつ適格こおこなってきた。これからも必要な施策を講じていく。私も一緒になって進めていきたい」とのべました。
 江川議員は、「モニター付きインターホンを設置しても授業中など見る人かいない」という実態があることを示して、大阪市独自に、各校園に警備専任員の配置や教職員の増員、少人数学級の促進で子どもたちに目がゆきとどく体制の充実・強化を求めました。
 また、学校園現場のインターホンなど機材の設置の要望にこたえられるように十分な予算の確保と通学時の子どもの安全確保のために「交通専従員」の配置を求めました。
 大阪市は、予算措置について、「これから十分教育委員会で協議して関係部局ともつめてやっていきたい」とこたえました。