マンション貯水槽の清掃や点検に助成を

民生保健委員会で山中智子議員

　17日、民生保健委員会が開かれ、西淀川区の住民から出された「よりよいマンションライフのために大阪市独自の支援策強化を求める陳情書」を審議。山中議員は、マンションの貯水槽（受水槽）の清掃や年次点検に助成を求め、質疑しました。
　山中議員は「大阪市が人口増加策のひとつとして誘致した分譲マンションは18万戸に増加しています。年齢や経済状況が違うなかで、大規模改修をはじめ、施設の維持管理が必要であり、日本共産党も長年運動をすすめてプレイロットや集会所の固定資産税の減免制度が拡充されましたが、さらに進めて、各部局で維持・管理を援助してほしい」と主張しました。
　貯水槽は15立方メートルをこえると年次点検が義務づけられています。1998年で7,924施設、10立方メートル以下は41,000施設あり、年々改善が必要な施設は減って改善がすすんでいますが、簡易専用水道（10立方メートル以上）は、98年度でも23.8％が水道技術協会の点検を受けていません。
　山中議員は、「貯水槽の点検・清掃だけを見れば、むちゃな負担とは言えないけれど、大規模改修などがからめば負担は大きくなります。市の負担で小規模貯水槽を衛生的にする立場で、市費で実施している点検をもう一歩拡大し、10立方メートルをこえる施設にもぜひ助成を」と主張しました。
　理事者は、「点検・清掃の費用については、施設の所有者に負担していただく」と答弁したのにとどまりました。陳情は、自民・民主・公明など与党が持ち帰り検討を主張。継続審議扱いになりました。

 ○…採　択　　△…継　続　　×…不採択　　▲…一時不再議　　■…審査不要
　共産…日本共産党　　自民…自由民主党　　公明…公明党　　　民民…民主・民友大阪市会議員団　　無所属
　財総…財政総務委員会　　文経…文教経済委員会　　民保…民生保健委員
　計消…計画消防委員会　　建港…建設港湾委員会　　交水…交通水道委員会