介護保険で生活圧迫は問題

     老人会長、町会長から声続々

       党大阪市議団アンケート

                        (しんぶん赤旗 2000年9月17日)

 日本共産党大阪市会議員団は九月の「敬老月間」にむけて、大阪市内の老人会長・町会長約6000人に、「高齢者が安心して暮らせる大阪市にするために力をあわせましょう」という団の訴え、アンケートを郵送しました。16日現在、アンケートは110人からかえってきています。なかでも介護保険については、森自公保政権が10月から保険料を徴収しようとしていることから、これへのきびしい批判と日本共産党への期待がつづられています。その一部を紹介します。

 「介護保険で『低所得者の保険料・利用料の減免を』という日本共産党の提案について」(「賛成」78%)の質問にたいする意見

 「年金過小、国保でさえ払え難く減免しているのに介護保険料までとても無理です。食事を二食にへらすかな」(港区)、「『殺生』と言う一言に尽きる」(東淀川区)、「我々低所得者は節約に節約をしなければ生活出来ない状態です。介護保険が生活を圧迫する事になれば大変です」(住之江区)、「現時点では介護保険の必要は止むを得ざることと思いますが、保険料の件、我々無所得者にとっては本当に酷な裁定であると腹立たしくなります」(生野区)、「低所得者と言うよりも無所得者と言うべきです。この人達より保険料を取るやり方は賛成出来ない」(西成区)、「年金からの保険料徴収はもっての外。この八月より老人医療費の一部負担金助成制度の廃止によりさらに生活困窮に加えて、介護保険料の負担はたえがたいものとなっています」(旭区)。

「介護保険制度や大阪市の福祉施策について」についての意見 

 「とにかく政治は弱者の立場にあるもののために行われるべきものである。そうでないのは何か、調べ是正して下さい」(北区)、「老人医療制度を復活して欲しい。八月から病院は行って居りません。目もだんだ悪くなって居ります。腰も悪いけど辛棒して居ります。動けなくなったらどうしよう先が思いやられます(港区)、「府民税・国税が払えず滞納している状態である。減免が妥当と考えるが…。早く死ねということか」(淀川区)、「地方での公共工事ももういいかげんにしてもらいたい。沈みゆく空港に更にまた二期工事実施ほんとうに情けないです。世界一高い空港料金がまた高くなるのではと心配です。オリンピックに名を借りた公共工事もやめてもらいたい」(淀川区)、「介護保険制度の保険料を強制的に年金等で納める事に付きましては制度其のものに反対です」(住之江区)、「介護保険制度についてまだ充分解っていません。連合町会に学習会を開催してほしいと要請しましたが、予定はないとの返事」(平野区)

 「日本共産党への意見、提案」についての意見

 「常に弱者の立場に立っての運動を続けて下さい。それが政治のあるべき姿である筈。(例えば最近のテント生活者に援助すべきであろう)」(北区)、「私の主宰する老人会の中にも半数以上の方々が低所得です。低所得の方々の為めに御力添へ下さい」(都島区)、「敬老月間の申入れ同意します。今後共私共老人の為、運動の程お願ひ申上げます」(住吉区)、「いつも私達よわい者の立場に立ってがんばって下さっていることにとても感謝致します」(大正区)、「貴党以外の党では駄目で、どうか國民の為にたたかって下さい。低所得者の為に御願致します」(生野区)、「日本共産党の議員様だけが頼りです。日本の国に日本共産党がなかったら私達はどうなって居るでしょう。私達も頑張ります。宜しくお願いします」(大正区)