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大阪 地下鉄・市バス民営化に反対

よくする会・市営交通の会が声明


よくする会が声明

 大阪市をよくする会は3月29日、28日に終わった2、3月大阪市議会について声明を発表しました。

 声明は、地下鉄・市バスの民営化について、大きな資金を要する民営化で、安全対策やサービス向上が困難になることが危惧されていると指摘。新会社の株式は、当面、市が保有することになっているが、売却には市議会の過半数の議決で可能であり、将来の市の関与が担保されたものでないとのべ、こんな暴挙に断固抗議するとしています。

 カジノIR(統合型リゾート)については、まさに百害あって一利なし、ばくちで経済発展はありえないと指摘し、断念まで全力でとりくむと表明しています。

 法定協議会の設置や住吉市民病院問題にも触れ、大阪市をよくする会は、この議会での論戦などを踏まえ、維新政治にピリオドを打つべく、引き続き奮闘すると表明しています。

 

市営交通の会声明

 交通権の確立・大阪市営交通を守り発展させる会は3月28日、大阪市議会本会議で市営地下鉄・市バスの廃止条例が維新、自民、公明の賛成多数で可決されたことを受けて、声明を発表しました。

 声明は、市民にとってなんらのメリットのない廃止条例の可決に強い怒りをもって抗議し、「地下鉄と市バスの一体運営で便利で安心・安全な市営交通の発展を求める署名」と、「市営地下鉄と市バスの廃止条例を否決し、早急な安心・安全対策をもとめる署名」への市民の協力に感謝を表明しています。

 その上で、コミユこティーバスの実現と路線バスの充実、転落防止柵の設置、地震・津波・浸水対策など、要求署名に込められた市民の願い実現へとりくみを強めるとしています。

 今後、大阪市解体を許さないたたかいと結んで、市民の足と安全・快適な交通体系をつくりあげる取り組みを引き続きすすめるとしています。

(2017年4月1日付しんぶん赤旗)