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大阪市の廃止・解体に反対

元大阪城天守閣館長らアピール発表


 大阪市を廃止・解体することの是非を問う住民投票(17日投票)の実施に関して1日、元大阪城天守閣館長らが大阪市の廃止・解体に反対するアピールを発表しました。

 アピールには、石部正志関西文化財保存協議会代表、中川哲男元天王寺動物園園長、吉村元雄元大阪市立美術館館長、脇田修元大阪歴史博物館館長、渡辺武元大阪城天守閣館長が名前を連ねています。

 アピールは、住民投票で賛成票が上回り大阪市がなくなれば、大阪城天守閣、大阪市立美術館など大阪市の重要な文化施設が府に移管、没収され、その後は「二重行政解消」の名のもとに廃止や統合、売却されることも危惧されると指摘。「126年の歴史を持つ大阪市をなくし、大阪市の歴史、文化を象徴する市民の大切な財産が奪われることを見過ごすわけにはいきません」と主張しています。

 また、大阪市民の財産である文化施設を守り、未来に継承していくために大阪の文化を愛するすべての人に「大阪市廃止・解体に反対」の声を上げることを呼びかけています。

(2015年5月2日付しんぶん赤旗)