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大阪都」構想説明会 参加者から不満次々

2時間で決めるのは無理


 「大阪都」構想で大阪市を廃止し五つの特別区に分割する協定書についての住民説明会が連日行われています。

 当初は、事務局30分、市長40分、質疑応答45分の予定でしたが、最近では橋下徹市長が1時間以上話し、質疑の時間は15分ほどしかありません。

 説明会では、同構想に批判的なテレビ番組を橋下氏が「不公平な番組だ」と批判したり、「提案者の理由に納得できなければ反対にしてください」「大阪の問題を解決するためにこの方法が必要だというなら賛成してください」と呼びかけるなど、公正・中立とは程遠いものになっでいます。

 東成区の説明会(21日)に参加した油谷料英さん(78)は「橋下さんの一方的な言い分はわかったけど、生活がどうなるかはわからん。わからんから反対や」。同区在住の女性(80)も「詳しいことがわからん。生活のすべてに関わるのに、たった2時間の説明会で決めろというのは無理や」と話しました。

 淀川区の説明会(19日)に参加した女性(46)は「維新の会のタウンミーティングに3回参加したことがあるけど、説明会の内容はタウンミーティングと同じ。これは税金を使ったタウンミーティングじやないの」と不満をもらしました。    (笹)

(2015年4月23日付しんぶん赤旗)